2005年 波照間・石垣・那覇の旅
2005年春、テレビを何気なく見ていたら、ものすごい綺麗な風景が目に飛び込んでくる。
いったいどこの風景…と思っていたら、「瑠璃の島」の予告編。
ストーリーもテーマも全然知ることなく、毎週その景色が見たくてチャンネルを合わせていました。
内容にももちろん感動したのですが、出演されている方々の顔つきがだんだんと変わっていく。
主人公の女の子(成海璃子ちゃん)だけでなく、ベテランの緒形拳さん、倍賞美津子さんまでも。
そんなことを感じながら見ているうちに、私はここへ行かないといけない…とそう思いました。
そして、どこの島…。
と調べているうちに、目にとまったのが、日本最南端の島 波照間島の西浜。
上手い言葉が見つからないけれど、「呼ばれている」。
そんな感じをうけて今年の夏の旅行の行き先は決まりました。
例年になく、悩むことなく、ものすごくすんなりと…。
そう日本最南端の島、波照間へ行くのだと。
9月という台風の危険性の高い時期に行くことになりましたが、
なぜか大丈夫、きっと行ける、ずっとそんな風に感じていました。
そのために必要なこと、それは日々一生懸命やるべきことをやることなのだと。
とはいえ、直前には台風14号の動きにドキドキさせられましたね〜。(笑
2005.9.7
朝起きた時は土砂降りの雨。
しかし、普段の行いがよいのか、自宅を出る瞬間、日が差していきました〜。(笑
伊丹空港から石垣空港へはほとんど揺れることなく11時前に到着。
波照間への第3便は、午後3時すぎなので、
それまでの時間、桟橋で軽く昼食を取った後、竹富島へ。

島へつくとすぐにレンタサイクルを借りて行動開始。
目的の場所、それは「星砂」で有名なカイジ浜。
エメラルドグリーンの海の色に感動しながら、星砂を探し始めます。
最初は全然探し方がわからなかったのだけれど、
近くにいたご夫婦の見よう見まねで、手のひらを砂浜に押しつけて、離して、
その手のひらを見てみると…
なんとちいさな星の砂がいっぱい見つかります。
嬉しくって、同じことをくりかえす30代女性二人。(笑
さすがに暑くなってきたので、少し集落を散策することに。

竹富には沖縄の伝統的な赤い瓦のお家がきちんと保存するということを大前提にしています。
だから、小学校もこんな感じ。こんなところだったら不登校とかないのかな〜。
むっちゃ早足で竹富を自転車で巡り、再度石垣へ戻ります。
今回の旅では、一番お世話になったのが「沖縄離島ドットコム」というサイト。
とにかく、管理人さんが親切。
掲示板では毎日たくさんの似たような質問に対して、とてもさわやかに返事を返している。
私もいろいろと質問させてもらって、竹富へ寄ったのも管理人さんの推薦があったから。
ほんと感謝しているのです。
そして、今回一番の目的地、波照間への約1時間の船旅の始まりです。
沖縄離島ドットコムの管理人さんも、この船はかなり揺れるから…と伝えていますが、
あまり大きくない船だし、途中から外洋にも出るので、とてもびびってましたが…、
直前に酔い止めを飲み、さらに船内ではあめ玉をなめまくっていたからか、大丈夫でしたー。
窓から見る海の色は、こんなにも「青」にはいろんな種類があるのか…と改めて思ったほど、
いろいろな青の色を見せてくれます。
いったい、何がここで待っているんだろう…、そんなことを思いながら、船は無事に波照間の港へ。
今日の宿となる「けだもと荘」のおじちゃんが車で迎えてきてくれていました。
車で5分くらいで、宿へ。噂では、楽しいキャラのおばあが明るく出迎えてくれます。
そして夕食の時。約15名ほどの泊まり客が2列に向かい合って座り、
その一番に端におばあが座って、今日のお料理の解説をしてくれます。
「ヘチマのみそ煮」「ゴーヤーの酢の物」などなど沖縄の家庭料理はものすごく美味しい!
ほんとびっくり。ごはんがすすみます。
そしたら、突然おばあが「今日は私の厄払い」ということで、
どん!と出てきたのが、噂の幻の泡盛「泡波」。
写真とってもいいよ〜と言われたけれど、カメラ部屋においてきちゃったし…と、
さして外見より中身にひかれる客人達。
味見〜ということで飲んでみたら、飲みやすい。
私、日本酒とか全然大丈夫なんだけれど、焼酎はなぜか苦手。
だからどうかなぁと思っていたのだけれど、美味しい♪
おばあの勢いに押されがちの面々でしたが、
食事の後、宿の前にある小さなテラスに出てみると、なんとなく集う人達。
「どっから来たの?」「どこ回ってきたん?」「八重山は何回目?」などと、自然と会話もはずみます。
ものすごく盛り上がるとか、そんなんじゃなく
肌に感じる風のように心地よい時間の始まりです。
なぜだか、京都在住、京都勤務者の多い人々達。
年齢は20代前半から、30代後半とばらばら。
違いはいろいろとあるのだろうけれど、波照間へ来たいという思いは同じだからか、
(「酒好き」という共通項を持つ人も多かったような…)
なんとはなしに話も続きます。
すると、突然マイ三線を持ってきて弾きだしたセンセイ。
ゆんたくは更に盛り上がって続きます。
それまであまり沖縄音楽を聞いてこなかった私にも聞いたことのある音楽から、
いわゆる沖縄民謡まで弾いてくれて、自分にとっての音楽の大切さを改めて感じました。
「星空を見に行きたい」という私たちの声をきっかけに
宿からちょっと歩いた街灯のない場所に歩くと、そこには満天の星空。
天の川が目視できるんですけれど〜。
立っても座ってみても、見続けたい気持ちが大きいので、首が痛くなる。
え〜い、寝ころんじゃえ〜…ということで、一度真っ暗な道路に横になる人達。
流れ星をいくつか発見するうちに、
「西浜へ行って泡盛を飲みながら星空を見よう」ということに。
なんて酔狂な人々。(笑
懐中電灯を片手に、歩いて約40分くらいかなあ、それくらいかけて西浜へ。
もちろん何の光もなく真っ暗。
泡盛やら、お菓子やらを真ん中において、
気がつくと、みんな話すのをやめて、星空を見つめています。
それぞれの心に、どんなことが浮かんでいたのでしょう…。
ちょうどその翌日に誕生日を迎えるきちさんを、宿での途中で祝福しながら
宿へとたどり着き、長い一日が終わります。