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アトピー性皮膚炎 良くなったり悪くなったりを繰り返すかゆみの強い湿疹を主病変とする疾患です。多くはアトピー素因をもっています。
アトピー素因とは、 家族歴・既往歴に気管支喘息、アレルギー性鼻炎・結膜炎、アトピー性皮膚炎IgE抗体を生産しやすい素因
おこりやすい場所と湿疹の傾向
 乳児期 :頭、顔にはじまり体幹、四肢に下降していきます。ジクジクとしやすい
 幼小児期:頚部、四肢屈曲部。カサカサしやすく、特に冬季に悪化しやすい
 思春期 :カサカサしやすく、肌が固くなりやすい。二次的に色素沈着・脱失などもおこりやすい。

塗り薬の使い方

 

 

 

スキンケアの基本は、食物(顔面、手指)、ほこり・汗などを洗い流す(可能であれば1日2回)
 発汗後はできるだけシャワーで洗い流し外用剤を塗布する。
 ベビーソープを用いて手でそっと洗い、よく流す
 入浴時の温度は熱すぎると刺激が強いので注意しましょう。入浴後、保湿を忘れずに。
 特に冬は、長湯をすると、脂肪分を奪ってしまうので、低めの温度で短時間に。

大事なこと
 
 医師の指示された通りに塗ること
 
 自己判断で勝手に塗るのをやめないこと
 
 使っている間にいつもと違うようなときは、必ずかかりつけの先生に相談すること

外用剤の種類
 ステロイド系軟膏
 非ステロイド系軟膏(保湿剤、抗ヒスタミン剤など)

☆★☆ステロイドは体に良くないのか?☆★☆
副作用が恐ろしい、怖い薬という印象をむやみにもっていませんか?確かにステロイド剤は長期間、間違った使い方をしていると、皮膚が硬くなったり、萎縮したりという、副作用がでてしまうこともあります。「リバウンド」が怖いということもよく聞きますが、これこそ、皮膚がきれいになってきたので、塗るのを突然やめてしまうということが大きな原因です。医師の指示を守ってできるだけ強いステロイド剤を使用する期間を短くすることが大事です。

その他気をつけてほしいこと
 
砂場遊び、粘土の使用を避ける
 
海水浴、プールも必ず直後に真水でシャワーし、保湿剤を塗布する。
  衣服:汗を吸収しやすい木綿などの柔らかい素材を選びましょう。

飲み薬について かゆい!!→かく→かいたところに傷がつく→またかゆい!!→かく・・・この悪循環を断ち切るために抗アレルギー剤、抗ヒスタミン剤の内服が必要となります。一見、皮膚がきれいになってきていても、はだかにしたときに掻こうとするしぐさがみられる間は内服を続けておく方が悪化しにくいです。

食事について

♪こびとをクリック♪

【食物除去の目的】
(多くは)1〜2歳までは除去食を行います。この期間に消化能力と腸管の局所免疫能(分泌型IgAを主体)の成熟を待つためという意味でおこないます。この年齢以降は食べることによって明らかに皮膚症状が悪化やその他のアレルギー反応がでなければ除去する必要はないと思います。

基本 1.種類の違った食べ物を数多く回転させていく
   2.卵・大豆・牛乳、仮性アレルゲンを含むものは控えめに
   3.季節の旬のものを利用する

方法 約5日間で回転させる。5日間に同じ食べ物を2度以上食べない。
抗原性の低い食物の組み合わせから開始し、症状が落ち着いているときに、抗原性の疑わしいものを加えてみます。与え方は、極少量を加熱して与える→1週間後に倍量に増やして再投与。これを3〜4回繰り返してみます。特に症状に変化なければ、回転食の食品に加えます。症状が悪化した場合は1ヶ月後くらいに再チャレンジしてみます。

他に気をつけてほしいこと

 

髪の毛は短く。長い髪の毛は、ゴムで結んで襟足をすっきりさせましょう。
お風呂のときには
  1.入浴剤は、かさかさしているときに使いましょう。
  2.石けんは添加物の少ないシンプルなモノを。
毎日の掃除でダニ・カビを減らしましょう。
  1.窓を全開にして、換気をしながら、掃除機をかけましょう。
  2.暖房中も2時間程度に一度、換気をしましょう。
  3.布団は外に干して、湿気をとばし、掃除機でダニを吸ってしまいましょう。

部屋
湿度の目安は、50%以下温度は20度くらいがダニやカビの繁殖が少ないです。   
掃除しやすいお部屋づくりを心がけましょう。

眠る時は、長袖、長ズボンの綿素材のパジャマで。
      薄目の布団にして、体温が上がりすぎないようにしましょう。
日差しが強いときには、日焼け止めを使用しましょう。