臍ヘルニア(でべそ)

「臍ヘルニア」は将来的にはほとんどの場合が自然に治ります。というのは、生まれた時に臍の尾がついていたため、臍のまわりには筋肉がありません。しかし、年齢と共に臍の周りにも筋肉が発達してくるためによくなります。にはいはいをしだすようになるころには、ほとんどの例で治ってきます。
また、多かれ少なかれ、どの赤ちゃんでも生まれた時は「でべそ」なんですよ。その程度が人によって違うというだけなんです。
 臍ヘルニアをみると、おばあちゃんなどは、「10円玉を貼っておきなさい。」と言ったりしませんか?一昔前の治療法は(10円玉というわけではありませんが)臍を圧迫することで、はやくに改善すると考えられていました。しかし、その後そうしなくても、治癒する速度はかわらないのではないか…という意見が主となり、現在は特に何もしないという小児科の先生が多いと思います。
 ところが、最近、圧迫の仕方を工夫することで、より綺麗にはやく治るのではないかということが、一部の小児外科の先生の中で言われだしています。このため、少しずつですが、また圧迫をする先生も見受けられるようになってきました。
ただ、どの方法を選ぶのがベターであるか…というのは、それぞれの「臍ヘルニア」の程度によってもかわってきます。
 何科に見せるかということですが、小児科もしくは、小児外科の先生に見てもらってください。小児専門の外科の先生はどこの病院でもいるわけではありませんので、総合病院などでは「子ども専門の外科の先生がおられるかどうか?」を確認されるとよいと思いますよ。
 また、泣かせることが自然治癒の過程に影響を与えることは、まずありません。このため、「泣かせない子育て」をする必要はないですよ。一見、大丈夫かと不安になるものですが、検診で「様子をみましょう」と言われた程度ならば、まず問題ないと思います。