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カンヌ映画祭受賞作品ではなく、この映画のテーマは、小児科医として興味を持っちました。
この映画は、ある実際にあった映画をモチーフとして作られているということは有名かな?
それは、母親に捨てられた4人の子ども達が、東京の片隅である事件を契機に発見された事件でした。
そんな情報を持って、映画を見たのですが、映画を見ている間中、
私の中では、「?」がずっと消えずにいました。
その理由は、主演男優賞を受賞した優弥くんだけでなく、演じている子ども達の笑顔なのです。
特に、母親が帰ってきた時に見せる笑顔が、心から母親を信じている笑顔なんです。
もちろん、話が進むにつれて、12歳の長男、9歳の長女は、
「母親に捨てられた」ということを理解するのであるが、それでも4人の生活を守っていこうとする。
優弥くん演じる長男は、外へ出られる立場であり、それなりに友達を作ったりするのであるが、
決して自分だけが逃げ出そうとはしない。
なぜ、このような状況で母親が好きであり、その母親が作った家族を守ろうとするのか、それが「?」だった。
けれど、YOU演じる母親は、ものすごく子どもを愛しているんだと思う。
それは決して一方通行ではなく、子どもと母親との絆なんだろう。
ただ、一人で支えるだけの強さが、母親にはなかったんだと思う。それが悲劇。。。
その母子関係をみごとに、1年という撮影期間を持ったことで、映像化できたし、本当に丁寧に作られた映画なんだと思う。
実は、この回答を得たのは、映画のパンフレットを読んで、是枝監督がこの映画を作ろうとしたきっかけの部分である。
是枝監督が、このなんともいえない事件を知り、抱いた疑問の答えがこの映画の中にある。
そして、一見、悲惨な物語の親子関係の中に、現代の親子関係に失われつつあるものが、
存在している…という部分を知った時に、私は始めて涙が出ました。
ぜひ、映画館という大画面でこの映画を見てほしいと思います。
決して派手な演出もなく、ごくごくありふれたような日常を描いているのだけれど、だからこそ、考えさせられるものがある。
うん、カンヌ映画祭で受賞した理由はそこにあるんだと思う。
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