こどもが突然熱を出したときなど、共働きの家庭ではご両親のどちらかが仕事を休んで、こどもさんの看護をしないといけませんよね。でも、なかなか仕事を突然休むことも難しいものです。

こんなときに、保護者に代わって病気のこどもの保育を行う施設=病児保育施設です。でも、こんなときの子どもの心は不安でいっぱい。こどものトータルケアーを目指して、いろいろな専門家(保育士・看護士・医師など)が関わって、こどもの健康と幸福を守るために働いています。

厚生労働省の「新エンゼルプラン(少子化対策)」のひとつとして、平成16年までに全国500市町村にひとつ設置することを目標としています。

現在病院併設型保育所併設型単独(乳児院)型の3つのタイプがあります。各施設において適応は異なりますが、病院併設型は急性期及び回復期、保育所併設型、単独(乳児院)型は回復期のこどもさんを見ていることが多いです。多くは市町村からの補助を受けているため、施設によっては地域内に居住するのこどもさんを対象にしていることもあります。原則として保育所に通園する乳幼児を対象としています。隔離室があれば感染症にも対応している施設も多くなっています。詳しくは各市町村の役場にお問い合わせ下さい。

必ずこどもさんの病状を保育士へ伝えてください。(いつからどんな症状がありますか?)
他の病院でお薬をもらっている場合、処方箋を持参してください
熱がでそうな場合、解熱剤(座薬、頓服など)を持参してください。
普段よりは汗をかきやすいので、着替えは多めに用意をしてください。
いつも通っている保育園とは環境が違い、こどもさんも慣れるまでは不安な気持ちをもっています。こどもさんの好きな遊び、おもちゃなどを保育士へ伝えてもらえると少しでも不安を軽減できます
病児保育室から帰ってきたら、不安なこころでがんばったこどもをほめてあげてくださいね。

くり坊が病児保育と関わって感じたこと。最初、病児保育施設とはなんてよい施設なんでしょう、と思ってました。でも、実際は発熱が何日も続いている子が利用したり、慣れない場所で固まってしまう子ども達を見ていると、「はたして子ども達にとってよい施設なんだろうか」と思ってしまうこともありました。同じようなことはこどもと接する保育士たちも感じるものがありました。でも、働くおかあさんたちの気持ち(できれば自分で看護をしたい、でも職業を持っているとなかなか難しいというジレンマ)を理解できるのは、同じ働く女性である私や保育士なんではないか・・と考えました。そういう気持ちで接するようになったら、こちらのアドバイスもおかあさんたちに伝わりやすくなり、発熱が続いてこどももしんどいときは仕事を休んで家で見て、症状が回復傾向のときや熱が突然出たときなどにタイミング良く病児保育室を利用されるようになりました。

また保育士のこどもへの接し方は大変勉強になります。熱のあるときなどしんどそうにしているときはこども全体を包む込むやさしさが、ちょっと元気になってわがままが言えるようになってきたこどもたちにはきちんと接する強さが、こどもたちには必要なんですね。そして、大事なこと、それはきちんと口に出してこどもと向かい合っていく姿勢、簡単なようでほんとうは難しいですね。